映画“ウオーター” … はじめに
“ウオーター”は、ロシアの映画製作チーム“マスタースカヤ”によって2006 年に製作されました。 プロデューサーはモスクワ在住のサイーダ・メドヴェデヴァさんです。彼女は80年代からラジオや劇場用の脚本を書き 始め、90年代からはテレビのドキュメンタリー番組の製作を手がけるようになりました。1997年以降は一般大衆向けの科学番組の製作に携わってきています。その間、アメリカ におけるエミー賞やアカデミー賞に匹敵する各種の賞をロシア国内で受賞しています。そして2005 年に“マスタースカヤ” を結成しました。 サイーダさんは、これまでに何百ものフィルムを作られていますが、そのうちの多くは当然のことながら、依頼を受 けての製作です。ところが“ウオーター”は、スポンサーの意向に基づくものではなくて、サイーダさん自身が何年も前から温めてきた題材「水の神秘」を扱ったものであり、「自分の純粋な思いとして、是非とも作りたいと思って作った映画」とのことです。 “ウオーター”では、目を見張るほどに美しい映像の数々によって、地球上の水のさまざまな姿が映し出されていきます。そうした水の映像に加えて、総勢23名の 科学者や研究者、宗教者が登場し、実験結果や人生体験、直観的な叡智などに基づいて、「水の神秘」「水の新しい科学」が語られていきます。
“ウオーター” 日本語版特別予告編 専門の研究分野や所属している宗教宗派はそれぞれ異なるにも関わらず、登場する人々の主張には共通点があります。それは「水は情報を記憶する」、「人の意識が水に変化を与える」、そして「私たちは水を通して一つに繋がっている」ということです。 “ウオーター”はロシア国内ではテレビ放送を通じて300万人の人々が視聴したと言われており、2006 年には国営テレビ局から以下の3つの賞を受賞しています。 ●今年度最優秀ドキュメンタリー映画賞 さらに、“芸術的シネマとTV分野における国内月桂冠賞”として以下の賞を受賞しています。 ● 2006 年度最優秀ポピュラー・サイエンス映画賞 2008 年にはアメリカに上陸して英語版DVDが製作されました。そして以下の2つの映画祭で公式上映作品となりました。 ● 2008 年マウイ映画祭 私たちは2008 年の秋から日本語字幕版の製作に取り組み、2009年には字幕版の上映を始めました。そして、多くの皆様のご支援によりまして、現在、日本語吹替版を製作することができました。
私たちは、日本語版“ウオーター”を通して、できるだけたくさんの日本人の皆様に“水の真実”を伝えていきたいと考えています。皆様の引き続きのご支援をいただければ、大変ありがたく存じます。 |
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